格安ドメインを使ってはいけない3つの理由

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あなたはサイトにどんなドメインを設定しようと考えているだろうか。ユーザー設定部分(”hogehoge.com” の ”hogehoge” 部分)は覚えやすい、または後々のことを考えて色々な文字を考えるだろう。しかし”.”以降のことについて気をつけたことはあるだろうか。

格安ドメイン料金

セールで1円で契約できるから「.work」で、安いから「.xyz」で等、格安ドメインの取得を考えている方にはぜひ伝えたい。その選択は絶対におすすめしない

おすすめしない理由

格安ドメインにも、もちろん使い道はある。あくまで研究目的でサークル内の共有HPを制作するためや、誰にも見せることを想定していないブログ等…。

しかし個人で独自ドメインをとる場合、書いた記事を誰かに読んでもらうためという理由が多いのではないだろうか。以下に示す理由により、格安ドメインはそれを妨げてしまう。

理由1:格安ドメインはTwitterに投稿出来ない

記事を書いたあと、Twitter等のSNSサービスを使い更新をお知らせすることは多いのではないだろうか。「.com」や「.jp」など、一般的なドメインを契約している方は意識したことはないかもしれないが、格安ドメインで作られたばかりのサイトは、TwitterではURLを貼り付けて投稿をすることができない

投稿しようとしても「問題が発生しました」と表示され、一切投稿を受け付けてくれないのだ。Twitterにはリンク検査を依頼する機能もあるのだが、格安ドメインの場合検査の依頼をしても音沙汰がないのがほとんどだったりする。

そもそも格安ドメインは、TwitterプロフィールのWebページを設定する項目にすら設定できない場合も多い。これでは、SNSへのリンクをいくら記事につけても、そもそも共有ができないので投稿は不可能だ。(しばらく運営を続け信頼のあるサイト判断されれば投稿できるようにもなるが…)

理由2:送った連絡がほぼ迷惑メール扱い

独自ドメインを作った場合に、そのドメインでメールを設定することは多いと思う。しかし「.com」や「.jp」を使っている場合は意識しなくてもいいが、悲しいことに格安ドメインで送ったメールはほぼ迷惑メールフォルダに入る。

もちろん一般的なドメインを使っていてもそのリスクはあるが、格安ドメインからgmail等に連絡を送ると、その連絡はほぼ迷惑メールフォルダいきになる。

これのせいで何度連絡ができてないと勘違いして再送をしたことか…。30通ほどの同じ連絡が迷惑メールフォルダに入っているのを確認したときは、確かにスパムにしか見えなかった。

理由3:検索で表示される順位がかなり後になる

無事記事を書いて、Googleへのインデックス登録も終わり試しに検索で出てくるか調べてみようと考える方は多いのではないだろうか。

こちらも一般ドメインの方々には馴染みが薄いかもしれないが、格安ドメインサイトの記事はタイトルをそのまま検索しても9ページ目(PCで1ページ15記事程度)にやっと記事が出たりする程度なのだ。

このサイトも「.work」を使っていたので大体そんな感じだった。色々なデメリットを知り「.com」に変えて、インデックス登録直後のページを見て驚いた…。

Googleの検索結果

ビュー数「0」で3ページ目の表示である。これはもう検索エンジンには格安ドメインは嫌われていると思ってもいいのではないだろうか。


インデックス登録の過去記事はこちら


なぜこのようなデメリットばかりなのか

デメリットが多い格安ドメイン。なぜこのように色々と制限があるのかというと、単に悪質なサイトやスパムに使われやすいからという理由がある。

それは迷惑メールを送ろうと思った時に1年間1円で使えるドメインを大量取得して送った方がコストはやすいし、更新料を払わずそのまま消しても問題のないサイトを作ろうと思ったら断然1円ドメインは使われやすい。

また検索順位を不正にあげることを目的とした「ブラックハットSEO」にも用いられやすいのがこの格安ドメインだ。

ブラックハットSEO

検索順位の評価があがることの要因の一つに、他のサイトから自身のサイトへのリンクがあると上がりやすいというものがあった。これを逆手に取り、自身のサイトへのリンクだけを目的としたサイトを大量量産して評価を高めた手法があった。※現在は対策が色々とされているようで、見つかったら相応のペナルティがあるらしいので絶対にやってはいけない内容。

もしもう既に格安ドメインを使っていたら

格安ドメインの影響をそこまで感じていない方は別として、できるだけ早く別ドメインの取得をおすすめする。記事が少ないうちが、まだ改善の手間が少ないからだ。

■ムームードメイン

このサイトもやっとURLの変更が完了した。…手間が多く時間がかなり必要だった。

・サーチコンソールのドメイン再設定
・ワードプレスURL設定変更
・ワードプレスメール連絡項目変更
・サーバーへのドメイン再設定
・ASPサービスへのドメイン申請
・投稿記事の画像リンク再変更

投稿記事については一部画像でリンクエラーが発生した。ちなみにこれを無視してGoogleのインデックス登録を行うと、記事によっては以下のような”モバイルフレンドリーではないよ”警告が出たりする。

サーチコンソールのエラー文言

メディアライブラリから画像が消えたわけではないので、再度画像を設定しなおせば問題は解消される。

最後に

格安ドメインには本当に苦労させられた…。「安かろう悪かろう」を身を持って体験しただけに、今からドメインを取得する方には同じ思いをしてほしくない。

ドメイン取得は十分に気をつけよう。