誹謗中傷に負けない心作り・ストレス軽減方法

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SNSはとても便利です。

普通に暮らしていると関わりを持つことが無いような人とでも、簡単に繋がりを持てたりします。

特にTwitterやInstagramなどは、ある程度保たれた匿名性から、知らない人でも気軽に関わりを持てるサービスだと思います。愚痴を言うためや相談、また情報発信など、そういった関わりは使い方を間違えなければ生活上有益になる場合が多いです。

しかし有益な面がある一方で、その匿名性が招くものとしてごく一部のユーザーが誹謗中傷を繰り返し行っているという側面があります。特に人の目に触れる機会が増えるにつれ、そのターゲットになる可能性は高まります。

この記事は、そういった誹謗中傷にあった場合の対応や、心作り・ストレス軽減といったことについて、過去の経験を元に方法を書いています。SNSを利用するなら、いつかあなたにも降りかかるかもしれないことです。ぜひ心の隅に、この情報を置いていて欲しいと思います。

対応方法

実際に誹謗中傷のターゲットにされ、被害にあった場合の対応方法についてです。今回はTwitterを例にしてみます。

無視をして相手をブロック

ブロック

これ以上相手からの言葉を聞かないようにする方法です。無視をすることで今後の関わりを断ちます。

基本的にはこれが1番労力は少ないと思います。関わりを断つので、その後相手がどう言ってもこちらに被害はありません。

しかしこの方法は、少ないですが自身へのストレスがかかってしまう方法だと覚えておいてください。相手にしていないつもりでも、言葉を見た瞬間にそれを心は受け止めてしまうため、全てを無かったことにはできないのです。

これはそれ以上傷を広げないための方法だと考えてください。しかし、被害を広げないというのは最初にとるべき有効な手段でもあります。

会話を成立させず撃退

キャッチボール

少し労力は使いますが、会話のキャッチボールを成立させずに、相手を撃退するという方法です。撃退できれば相手が自然に離れていってくれる場合もあるので、手段の一つとして覚えておくのも有効です。

・おめでとうございます。
・それは良かったです。
・あなたが幸せそうで私も幸せです。

引用:ダルビッシュ有(Yu Darvish)Twitter

一見さらに相手が絡んできそうな言葉ですが、こういった言葉は確かに一部の誹謗中傷を行う人に有効なものになります。

原理は通常の会話で考えてみるとわかりやすいと思います。

例)
あなた「今日は雨降るかな?」
相手「あなたが幸せそうで私も幸せです」
あなた「どこかいいお店知らない?」
相手「おめでとうございます」

このように、一切成立しない会話は人とのコミュニケーションにおいて大きなストレスとなります。このストレスを相手に与えることが、こういった「言葉をランダムに返すだけ」の方法にはあります。

多くの場合、誹謗中傷を行う人は「妬み」などの感情や「愉快犯」的な思想により相手を苦しめることが目的です。しかしこういった人達は、自身にストレスがかかることを嫌う傾向が強かったりします。

なぜなら、匿名性の高い場での誹謗中傷は、理由の一つに「ストレス発散目的」があるからです。満たされない現状を、誰かを貶めること(誹謗中傷)で満たすようなタイプの人は、そういった場で逆にストレスが増えることを嫌うのです。

また、返答が機械的であればあるほど「人と話している感覚」をなくさせるため、相手の興味を一気に削ぐ効果もあります。

私はこの方法について、有効な場面は多いと考えています。実際業務でクレーマー対応をやった時も、下手に言い返すより「貴重なご意見感謝いたします。今後の参考にいたします」と機械的に答えた方がすぐに終わるパターンも多かったので。

ただ同時に難易度が高いとも考えています。ある程度の言葉を出せる強さが必要ですし、何より対応人数にも限りがあります。また、自分の言葉ではどうしようもない場所(例えば噂話)で中傷されていた場合、対応ができなかったりもします。

そこで、いざとなったら以下の方法があることを覚えていて欲しいのです。

自分を最優先で逃げる

逃げる

「自分を何よりも優先して逃げる」。ストレスで心が辛く、どうしようもない! となった場合は、ぜひこの方法を選んで欲しいと思います。

Twitterなら、アカウントを消して辞めてしまうというのも手段の一つです。もしそれが、環境に依存するものなら引っ越すこともありです。

今の状態を変えてしまう、というのはとても不安もあることだと思います。しかし、何よりも大切なのは自分の心と身体だということを忘れずに行動を決断して欲しいのです。

実際私はこの方法で救われました。
詳細は省きますが、家庭環境に問題があり、色々と苦しい生活を昔はしていました。しかし家を飛び出してからはそれまでの生活が嘘のように身軽になれたのです。苦しい状態にいる時、その環境が人生の全てだと考えてしまうと思います。しかしその環境から離れてみると、そこはあくまで世界の一部でしかなかったと理解できるはずです。

もちろん動くことはとてもエネルギーがいることです。しかし、できれば環境を変えるという選択肢があることを覚えていて欲しいと願っています。

心作り・ストレス軽減

ここからは誹謗中傷に負けない心作りについて、実際にやっているストレス軽減方法と合わせて解説したいと思います。

心作りについては、ストレス軽減の結果、そういった心持ちになれれば良いという感じなので、実際に試してもらうのは軽減方法です。

リラックスの方法を持つ

リラックス

最初におすすめする方法は、自分なりのリラックスの方法を見つけることです。激しくない運動(少し歩く)や、ストレッチなども効果的だと思います。

私の場合は仲の良い人と話すことです。できれば難しい話ではなく、くだらない話をするのが1番落ち着きます。

定期的にリラックスするのも重要ですが、落ち着ける方法を持っていると、心に余裕ができてそれが心のストレス耐性を高めることにつながります。

リラックスの方法は人それぞれだと思いますので、自身にあったものを探してみましょう。

考え方を変える訓練

視点を変える

一つの方向からだけで物事を考えてしまうと、ついつい自分自身を追い込みがちになっています。「一人で解決しなければいけない」や「ここはこうやらなければいけない」といった考え方は、視野が狭くなって危険でもあります。

そういった場合は、少し立ち止まって考えてみることや、誰か信頼できる人に相談してみるといった方法で考え方を広げるように訓練してみましょう。

私の目安ではありますが、今やる作業を紙などに書き出した時、視野が狭くなっている場合は「〜しなければいけない」または「〜してはいけない」のような行動を制限するような言葉でしか作業が書き出せなくなっていたりします。

こういう時は一度立ち止まり、「本当にそれはやらなければいけないのか」または「本当にやってはいけないのか」を考えるようにしています。

発想の柔軟さは、心のストレスを受け流せる力にもなります。発想の転換を表す言葉で、私の好きな言葉があります。

・向かい風も、逆を向いたら追い風だ
・ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい

なんだか、頭を柔らかくして考えられそうで好きな言葉です。自分を追い込んでるな…という時は、思い出してみるのはいかがでしょうか。

自己肯定感を高める

メダル

強い自信を持っている人は、誹謗中傷には負けません。それは自分で自分を強く信じているから、誰にどんな批判や中傷をされてもあまり効かないのです。

一見当たり前のことのようにも見えますが、誹謗中傷を受けているとその自信がなくなっていきます。そして自信がなくなったところにさらに批判などが続くという悪循環…。これはかなり辛い状態なのです。

そして、社会人になるとこの「自己肯定感を高める」というのがなかなか難しかったりします。自信を付ける早い方法は「褒められる」こと。”すごいね” ”よく出来たね” という言葉は、誰かに認めてもらい自分に自信を持てる方法の一つなのです。

しかし、社会に出てから、いったいどれくらい”褒められた”ことがあるでしょうか? 仕事はいつしか出来て当たり前で、間に合わなかったら怒られるものになっていないでしょうか。

だからこそ、おすすめしたいのが自分自身を褒めるということです。何もナルシストになれと言っているわけではなくあくまでちょっとしたことを自分自身で認めてあげるだけでも良いのです。

「朝7時にしっかり起きることができた。私すごい!」「朝の挨拶を笑顔でできた。さすが私!」など、日々の生活で自分自身を褒めてほしいのです。

やり方は自分自身で約束事を作って(明日は7時に起きるなど)それを実行できたら、「○○できた。さすが私!」と出来たこと+褒め言葉を心の中で唱える感じです。

これは心を良い状態に保つことに有効です。日々の生活でできるので、効果を実感するために試しにやってみるのもおすすめです。

最後に

以上が対応策やストレス軽減の方法でした。

また補足情報として、少し心が疲れている時には、格言の本なんかもおすすめです。短い文章で少し元気になれる言葉が集まった格言やキャッチコピーなんかは、読む労力も無くてリフレッシュには最適だと思います。

Amazonでは試し読みで数ページ見れるようなので、よければこちらも覗いてみてください。